今月の主題 薬物検査
技術解説
ドーピングの検査法
植木 眞琴
1
Makoto UEKI
1
1(株)三菱化学ビーシーエルドーピング検査室
キーワード:
ドーピング
,
蛋白同化ステロイド
,
ジヒドロテストステロン
Keyword:
ドーピング
,
蛋白同化ステロイド
,
ジヒドロテストステロン
pp.447-449
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902440
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近年国際レベルのスポーツ大会ではドーピング検査を実施することが必須とされている.1994年9月の国際オリンピック委員会(IOC)通知ではドーピングを,①薬理作用別に分類された禁止薬物の使用および,②薬理的,化学的,物理的不正操作と定義し,さらに使用制限のある薬物について処方のガイドラインを示している.ここ数年最も深刻なドーピングは蛋白同化剤の乱用であり,特に生体内で合成される生理的ホルモンが問題となっている.ここではドーピング検査の概要と結果判定上の問題などについて解説する.〔臨床検査39: 447-449, 1995〕
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