今月の主題 メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームの臨床検査
アディポネクチン
岡内 幸義
1
,
中村 正
1
Yukiyoshi OKAUCHI
1
,
Tadashi NAKAMURA
1
1大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学
キーワード:
内臓脂肪
,
アディポサイトカイン
Keyword:
内臓脂肪
,
アディポサイトカイン
pp.1675-1681
発行日 2005年12月15日
Published Date 2005/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100353
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〔SUMMARY〕 メタボリックシンドロームの治療は動脈硬化性疾患の予防を目標に据えたものであるが,各危険因子の源流に存在する内臓脂肪蓄積の解消が重要となる.内臓脂肪蓄積に引き続くアディポサイトカイン,特にアディポネクチンの分泌異常が直接・間接的に動脈硬化に影響を及ぼしていることが判明しており,現在その測定系も確立している.アディポネクチンを疾患マーカーとして早期に捉え,また治療標的として臨床応用することが重要である.〔臨床検査 49:1675-1681,2005〕
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