今月の主題 酸化ストレスマーカーと疾患・病態
注目される酸化ストレスマーカー
DNA障害マーカー
川西 正祐
1
,
村田 真理子
1
Shosuke KAWANISHI
1
,
Mariko MURATA
1
1三重大学医学部衛生学講座
キーワード:
尿中8-hydroxydeoxyguanosine(8-OHdG)
,
癌
,
老化
Keyword:
尿中8-hydroxydeoxyguanosine(8-OHdG)
,
癌
,
老化
pp.153-161
発行日 2005年2月15日
Published Date 2005/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100110
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〔SUMMARY〕 生体に生じた種々の酸化ストレスがDNAを酸化し,その修復除去過程で種々のDNA酸化物が尿中に排出される.それらの尿中DNA酸化物のうち,特に8-hydroxydeoxyguanosine(8-OHdG)がDNA障害マーカーとして注目されており,新しい自動分析定量法が開発された.尿中8-OHdGについて,癌,糖尿病,炎症などの疾病や有害物質暴露による酸化ストレス状態を反映することが多く報告されている.〔臨床検査 49:153-161,2005〕
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