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東京都区内で医療と福祉を一体化したサービスを提供—医療法人財団厚生会古川橋病院/介護老人保健施設「ルネサンス麻布」
pp.737-742
発行日 2000年9月1日
Published Date 2000/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903077
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病院と老人保健施設を合築
古川橋病院(東京都港区)は港区初の介護老人保健施設「ルネサンス麻布」,健診センターを併設し,平成11年4月に新築された.病院と老人保健施設が同じ建物内にあるケースは東京都内では少なく,鈴木幸雄院長は「老人保健施設の入所者の容態が急変した場合,迅速に治療を開始できる」と合築した利点をあげる.高齢の方ゆえこうした需要は確実にあり,脳梗塞,肺炎,腎盂炎により病院に入院となる方が多い.素早い対応が一命を救った例もある.
病院の新築に当たっては,病床稼働率の向上と補助金を受ける目的もあり,病床数の削減を計画した.まず旧病院に隣接した鈴木院長の自宅を取り壊し,同敷地内に新病院の一部を建設.当院をかかりつけ病院とする患者さんもあるため完成棟で診療を続けながら,併行して旧病院を新築,この2棟をつなぎ完工した.
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