民間病院を見る,聞く,語る・19
老人ケアに結核療養所の経験を生かす—東京都・財団法人愛生会厚生荘病院
牛尾 盛保
1
,
吉岡 和子
1
,
青木 信雄
2
Moriyasu USHIO
1
,
Kazuko YOSHIOKA
1
,
Nobuo AOKI
2
1厚生荘病院
2五木田病院
pp.499-504
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208327
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晴天には富士山を望み,また夜は多摩ニュータウンの夜景が美しいという当院は,昭和14年,現在のニュータウンがまだ多摩村という静かな農村であったころ,結核療養所排斥運動にも屈せず,設立された歴史を持つ.その後,戦後の結核患者の減少に伴い,32年一部を成人病棟に切り換え,引き続き結核病床を抱えながら老人病院に転換して今日に至っている.そのため結核療養所の生活部分を大切にし,静かに療養するという雰囲気を残している.他に特別養護老人ホーム,保育園を併設.基準看護1類.(右写真は牛尾院長)
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