特集 病院としての地球環境問題への取り組み
ISO 14001導入の効果—マネジメントシステムとして
冨田 信也
1
1医療法人財団河北総合病院財団本部事務部
pp.485-488
発行日 2000年6月1日
Published Date 2000/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903013
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
国際規格となっている環境マネジメントシステム構築を当院が目標に掲げたのは1997年1月である.不備を抱えながらも環境マネジメントシステムを構築して運営開始したのは1997年10月である.この環境マネジメントシステムがISO 14001の規格に合っていると第三者的機関の審査を経て認証登録されたのは1998年5月で,毎年1回の第三者機関のサーベイランスを受けている(本誌第57巻11号1008〜1012頁で紹介).
この間,毎月定例的に開かれる環境マネジメント運営会議は2000年3月までに27回を数えている.環境マネジメント運営会議は,河北総合病院の病院組織が掲げている環境目的と環境目標に向けて関連の諸活動を企画立案,実施運営,ならびにその見直しを行う.環境マネジメント運営会議ではシステムの構築時点の1997年10月に環境目標を以下のような項目に絞り込み設定した.この2年半あまりに,当院の環境マネジメントシステムはどのような効果をもたらしたかを振り返ってみたい.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.