連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第56回
療養型病床群3題
湖東病院
猿原 孝行
1
1湖東病院
pp.575-577
発行日 1999年6月1日
Published Date 1999/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902737
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
湖東病院は昭和56年に当初は68床の一般病院として開設された.その後急速に進む高齢化という時代を背景に昭和57年に116床に増床し,昭和62年にトータル305床の特例許可老人病院となった.現在の内訳は,236床の療養型完全型と改築を控えている42床の介護力強化型になっている.
療養型病床という考え方が明示されたのは平成5年のことであった.その当時は305すべてが特例許可老人病院の介護力強化型の(I)を選択していたが,日頃より昭和23年に制定された病院法に根拠を置く既存の病室の面積は高齢者の看護,介護に手狭であると感じていた筆者にとって,この法案が提示されたことは,渡りに船という感じであった.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.