ケース・レポート
中材部門でのセット組み体制改変の試みから
梶原 正樹
1
1(株)梓設計
pp.361-362
発行日 1997年4月1日
Published Date 1997/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902087
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移転装備の要望・計画条件は,従来施設での狭隘な環境より当然広くなることを予測して,物理的拡大に結びつく具体的内容になるのは,ここ佐世保市立総合病院でも多くのケースと同じであった.各部門の要望を整理すると,医療的に生の内容が多くて運用・サービス面の改善,施設環境の整備に至る項目は少なく,全体の約7割については聴取・確認を再三にわたり実施,医療的要望を運用・サービス条件と施設整備条件へと読み直し,分類する転換作業的期間を設定して,対応を進めた.
要望の整備目標の質の見極めが困難な部署もあり,これまでの経験から手段の一つに,医療サービス最前線にいる「看護部門の計画段階からの早期参画」の必要性を病院管理者側に説明し,理解を得て進めた.
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