連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第6回
神鋼病院
梶原 正樹
1
,
林 一公
1
1(株)梓設計
pp.395-402
発行日 1995年4月1日
Published Date 1995/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901496
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
本病院の旧施設は,1955(昭和30)年に建設した円形本館を始めに,’62年,’70年,’76年に増改築をし,近代医療に追随する整備を重ねた.最終規模は延べ10,700m2,1床当り33m2であった.最近は患者の需要変化,施設の老朽と狭隘な環境下で,進展を続ける現代医療への対応を迫られていた.
1990(平成2)年に移転準備に入り,旧病院北側の関連企業工場跡地の一角を利用する計画となった.移転地は神戸製鋼の発祥の地で,JR灘駅より三宮方向へ5分ほど歩いた所にあり,敷地北側には公道(幅員15m)とJR東海道線,阪急線の高架軌道が東西に併行している.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.