グラフ
地域包括医療体制づくりに向けて始動—山形県小国町立病院
pp.791-796
発行日 1994年9月1日
Published Date 1994/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901312
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「院長がじっくり腰を落ち着けてこの町で地域医療に取り組んでくれると言明されましたので,本格的な活動が展開できると期待しています」とJR小国町駅まで出迎えの斎藤事務長が私たちに紹介される.
阿部院長は平成3年に山形大学第2内科教室からの派遣という形で院長に就任した.小国町立病院はこれまで院長を含め医師は山形大学医局の人事に依存してきている.阿部院長が就任したころは外来機能と入院機能のみの病院で,「老人が多い病院だなあ」という印象が強かったという.そのような状況のもとで,地域医療に取り組んでいこうという土壌は醸成されてこなかったようだ.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.