動き出した療養型病床群・1
全床移行型施設—農協共済別府リハビリテーション・センター
山本 喜昭
1
1農協共済別府リハビリテーション・センター
pp.90-91
発行日 1994年1月1日
Published Date 1994/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901145
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はじめに
当センターは昭和48年4月に開設された.発足当時は病院50床,重度身体障害者更生援護施設50床であったが,現在では病院82床,重度身体障害者更生援護施設80床,重度身体障害者授産施設50床となり,病院でのリハビリ治療後には,意欲のある人達はこれらの更生施設ないし授産施設での訓練を経て,社会復帰が可能である.このようにリハビリ治療から社会復帰までの一貫した機能を備えたリハビリ施設である.
これは全国共済農業協同組合会が昭和41年自賠責保険を取り扱うにあたり,将来益金が出たら自動車事故の後遺症患者に対するリハビリ施設を開設するようにとの国会よりの要望に答えたもので,昭和48年に中伊豆と別府にリハビリ施設が開設している.
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