病院建築・81
農協共済別府リハビリテーション・センター
吉田 あこ
1
1株・内藤建築事務所
pp.65-68
発行日 1976年3月1日
Published Date 1976/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205858
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この別府リハビリ・センターは,別府市の中心地から北東へ3キロほど離れた通称「やまなみハイウエー」沿いの名所,海地獄に隣接し,標高800メートルの扇山を背に別府湾を展望できる,温泉に恵まれた景勝地に建てられた.敷地総面積28万平方メートル,このたび建てられた施設の使用面積は,本館,エネルギープラント,職員宿舎,道路,造園など含め57,500平方メートルである.
リハビリ施設の立地条件は,まず環境が重要視されるが,ここは恵まれた自然環境を生かしながら自然の傾斜地をそのまま活用し,環境の調和と眺望をマッチさせることに意を払った.それは,傷つけられた心に明るさを取り戻すために特に必要だからである.
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