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「第20回日本病院設備学会」と「‘91病院設備機器展」の会長を務める 東京大学医学部附属病院中央医療情報部教授 開原成允氏
大道 久
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1日本大学医学部医療管理学
pp.736
発行日 1991年9月1日
Published Date 1991/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900997
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我が国の医療情報学の草分け的存在として開原先生が名を成しておられることは申し上げるまてもないか,もうひとつ,今後の病院のあり方に心を砕く病院人としての顔があることを是非ご紹介しなくてはならない.とりわけ,大学病院の制度的な位置付けに関する論議において,その取りまとめに果たした功績は,知る人ぞ知るところである.
その開原先生が,この10月30日からの第20回日本病院設備学会および'91病院設備機器展の会長を務められる.それぞれ「情報と流通」,ならびに「情報化社会における憩いとゆとり」というテーマで,関連のシンポジウムや企画展示が予定されている.日頃から欧米各国の病院を見て回られて,我が国の病院の立ち遅れを強く感じておられる先生が,設備機器展の特別企画に対して「アトリウムと街なみを持つ病院」という課題を与えられたことは,これからの病院が最も必要としていることを端的に指摘した,誠に適切な問題設定であると言わざるを得ない.
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