グラフ
松江生協病院住民と医療人による地域医療の拠点づくり—松江生協リハビリテーション病院
pp.197-202
発行日 1990年3月1日
Published Date 1990/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900586
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現在わが国では,116の医療生協が組織され,その傘下で80病院,180診療所が各地でユニークな活動を展開している.これらの医療機関が,生協組合員の健康づくりはもとより,住民の健康を守る運動の拠点として,しっかり地域社会に根を下ろした幅広い医療を行つて,国民医療のなかに独自の地位を確保していることは周知のところであろう.
人口約14万の島根県松江市を中心に,〈組合員参加の医療活動,救急から在宅までいのちのネットワークづくり,たゆみない医療内容の充実と向上〉を基本姿勢として,40年間にわたって地域医療に取り組んでさたのが,松江保健生活協同組合(長谷川仁理事長,組合員約1万2,000人,昨年末現在)だ.松江保健生協は,松江生協病院(333床),松江生協リハビリテーション病院(185床)の2つの病院と2つの診療所を擁し,それぞれの医療機能を有機的に結びつけ,高度・先進的な医療から在宅医療・看護,保健・予防活動まで,医療生協ならではの組織活動て住民の厚い信頼を獲得している.
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