特集 超高齢者激増時代の病院経営戦略
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松田 晋哉
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1産業医科大学医学部公衆衛生学教室
pp.18-19
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541212087
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高齢化の進展が医療現場に対応の変革を求めている.急性期病院においては脳梗塞や股関節骨折といった入院目的の傷病の治療に加えて,高血圧や認知症などの併存する慢性疾患の治療やADLの維持向上のためのリハビリテーションやADLケアの必要性が高まっている.また,回復期リハビリテーションでは,重症度基準の導入により,従来よりも看護や介護でのケアを必要とする患者が増加し,現在の人員基準では対応が難しい状況が生じている.
今回の特集では,このような高齢化の進展が,入院医療にどのような影響を及ぼしているかについて,現場の状況を明らかにし,今後の改善に向けた提言を行うことを目的とする.
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