連載 臨床医が病院長になった日・5
目指せ正徳の治
鈴木 洋通
1,2
1たむら記念病院
2埼玉医科大学
pp.419-420
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541212167
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はじめに簡単に小生の経歴を述べさせてください.卒業は1975(昭和50)年,北海道大学医学部です.卒業後,慶應義塾大学医学部内科訓練医となり2年間,その後川崎市立川崎病院で2年間を今でいうレジデントとして過ごしました.慶應義塾大学医学部内科(腎・内分泌・代謝科)に入局し学位修得後,米国クリーブランドクリニックで3年間暮らして再び慶應に戻りました.その後高血圧で有名な故猿田享男先生の下で講師,助教授を経て,卒後20年の時点で埼玉医科大学腎臓内科の初代教授になりました.20年間教授として過ごし,その間救急部副部長,地域医学医療センター(衛生学と地域医学を合わせた講座)のセンター長や毛呂病院(埼玉医科大学の前身の精神科を母体とした病院)で緩和医療科の立ち上げなどを行いました.退官後,新設の武蔵野徳洲会病院(303床)の初代院長となり,3年半前に現在の銚子にあるたむら記念病院(167床)の院長になり現在に至っています.
以上の経歴からすると,臨床医が病院長になった日という題目からするとずれていると思われる方が大半ではないかと思います.今回このエッセイの執筆依頼を受けた時,お断りをするのが筋と考えましたが,小生が思っていることを書き綴ってもよいとのお許しをいただき,ここに恥ずかしながら書かせていただきました.
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