連載 地域と医療の未来を創る中小病院のあり方・2
中小病院の生き残り戦略としてのコミュニティ・ホスピタル
大石 佳能子
1,2
1株式会社メディヴァ
2一般社団法人コミュニティ&コミュニティホスピタル協会
pp.451-453
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211934
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■中小病院に求められる機能と役割の変化
現在,日本の病院の約7割が200床未満の中小病院である.最大のセグメントが100〜199床(34%),その次に50〜99床(25%),50床未満(11%)と続く.ほとんどが民間病院で,多くは赤字である.
株式会社メディヴァ(以下,当社)は創業以来多くの中小病院へのコンサルティングや再生に当たってきた.その経験から言うと,赤字の原因は,経営能力が欠如している場合も見られるが,そもそも国が求める役割や地域のニーズに合わなくなってしまっているためと感じている.
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