連載 感染症新時代—病院はどう生き抜くか・7
東京都立多摩総合医療センター・樫山鉄矢副院長インタビュー
堀 成美
1
,
樫山 鉄矢
2
Narumi Hori
1
,
Kashiyama Tetsuya
2
1国立国際医療研究センター国際診療部
2東京都立多摩総合医療センター
pp.362-364
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211411
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新型コロナウイルスが流行する前から,各医療機関は感染対策を行ってきた.新入職員や中途採用職員は入職前に予防接種歴や免疫の確認をし,年に2回は法定研修として全職員を対象とした感染対策の勉強の機会を設けている.病院によっては,年に一度,保健所や近隣医療機関と共に新型インフルエンザを想定した訓練を開催している.しかし,今回の新型コロナウイルス感染症(以下,新型コロナ)のようなスピードと規模で広がる感染症への対応,特に長期間の対応は,病院だけでなく保健所や自治体・国でも「想定外」であった.今回は,新型コロナが東京都内で流行し始めた初期から,2つの公立病院で副院長として体制整備に関わってこられた樫山医師に,管理職としての経験や今後に向けてのお話をうかがった.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.