特集 病院再生はドラマだ!
こうすれば病院経営は良くなる—2病院の経営改善に携わって
池田 佳広
1
1医療法人徳洲会 鹿児島徳洲会病院
pp.508-513
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211223
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●病院経営が悪いということは,患者が病院にあまり来ていない,ということとほぼ同義である.その最大の原因は,病院が患者から信頼されていないからではないだろうか.
●信頼されていない理由の一つは,良い医療・看護・サービスを行っていないから.もう一つは,良い医療・看護・サービスを行っているにもかかわらず,それが周りに知られていないからである.病院の良いところを探し,それを周知することを徹底すれば,患者数が増えることがほとんどである.また,患者数が増えれば,職員の業務負担は増える.そのため,業務改善も必要になる.
●病院経営の2本柱は,患者の集客と業務改善である.そして,実際にそれを行うのは現場の職員なので,いかに現場にそれを浸透させ行ってもらうのかが病院経営の肝である,と筆者は考えている.
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