連載 多文化社会NIPPONの医療・24
薬剤部門のグローバル化
堀 成美
1
1国立国際医療研究センター国際診療部
pp.694-695
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211044
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病院の外国人受け入れ体制がどの程度整っているかをチェックする指標として,JMIP(Japan Medical Services Accreditation for International Patients;外国人患者受入れ医療機関認証制度)の審査項目がある.開始当時にはなかった審査項目がバージョンアップのたびに追加されている.筆者の職場が初回の審査から3年後の再審査を受ける際には,薬剤部門も審査の対象となった(表1).体調不良となった外国人の薬についての相談先は,病院だけでなく,調剤薬局から駅前のドラッグストアまで幅広い.今回は,薬剤師や関連組織が取り組んでいる活動と,よくある相談事例を紹介する.
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