特集 終末期と向き合う病院
地域におけるアドバンス・ケア・プランニングの進め方
西川 満則
1,2
,
三浦 久幸
3,4
1国立長寿医療研究センター緩和ケア診療部エンド・オブ・ライフケアチーム
2国立長寿医療研究センター在宅医療・地域連携診療部地域医療連携室
3国立長寿医療研究センター在宅連携医療部
4国立長寿医療研究センター在宅医療・地域連携診療部
pp.604-608
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210528
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●地域包括ケアを担い終末期と向き合う病院において,本人の選択や本人・家族の心構えを支えるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)がますます重要になってくる.地域でACPアライアンスを組み,病院内でACP導入の仕組みを作り,ACPトレーニングパッケージなどの教育プログラムを用いてACPファシリテーターを養成しつつ,患者のACPを地域でつなぐ意識が重要である.
●その結果,患者の意思が尊重され,残された遺族の気持ちのつらさが和らぎ,その恩恵を地域で享受できる.地域におけるACPの推進は,終末期医療と向き合う病院の未来像である.
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