連載 地域医療構想と〈くらし〉のゆくえ・12【最終回】
暮らしに寄り添う地域医療のために
髙山 義浩
pp.232-233
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210065
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将来の医療提供体制を「かたち」にしてゆくためには,地域の実情を見据えながら課題を抽出し,住民を含めた関係者で解決のための施策を検討してゆくことが必要です.構想区域(2025年の二次医療圏を想定)ごとに合意を形成して,これを地域医療構想として策定することになっています.より効率的で質の高い地域医療を目指して,医療機能の分化と連携を実現し,地域包括ケアシステムとの連携を深めてゆくことが求められます.
本連載では,急性期医療と在宅医療とに携わってきた筆者なりの視点で,暮らしに寄り添う地域医療を実現してゆく上での課題について,エピソードを重ねつつ紹介させていただきました.最終回となる今回は,これまでの議論を踏まえながら,解決のための施策について提言してみます.
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