辛口リレーエッセー 私の医療論・病院論
大学病院の落日
武下 浩
1
Hiroshi TAKESHITA
1
1山口大学医学部附属病院
pp.1148
発行日 1989年11月1日
Published Date 1989/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209730
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愛媛労災病院の増築披露の会から帰って間もなく,伊藤病院長から,このエッセイを引き受けるようにとの電話をいただいた.愛媛労災の建築は,院長の病院経営の理念が貫かれている上,形と機能が1つ(旧帝国ホテルの設計者Wrightの表現)になっている.
私どもの病院も現在再開発の最中で,これを機会に,全人的・継続的・包括的医療——多くの人が経文のように唱えるわりには実践が伴わない——が行えるよう,新病棟の運営に懸命の努力をしている.
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