今日の視点
"患者サービス"の視点から見た病院建築(2)
伊原 和人
1
,
河口 豊
1
,
岸 誠一
1
,
木島 暁
1
,
小松 正樹
1
,
鈴木 隆司
1
,
辻 吉隆
1
,
馬場 裕輔
1
,
広井 良典
1
1病院建築検討会
pp.1103-1108
発行日 1989年11月1日
Published Date 1989/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209721
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患者を中心にした診療空間の在り方
1)外来部門(写真8)
病院の外来は,開業医が担うプライマリ・ケアを踏まえ,これまでの単なる検査・診断・治療の場としてだけでなく,デイケアや日帰り病棟としての役割をも合わせもつことが重要である.
診断技術の高度化に伴い,従来,入院扱いされてきた検査や診断は,通院で短期間に処理できるようになってきている.即日診断は患者にとって,時間的負担の軽減の他,不安の早期解消につながり,病院にとっても待機患者の減少,通院日数の適正化につながり,効果的な病院運営が期待できる.
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