今日の視点
"患者サービス"の視点から見た病院建築(1)
伊原 和人
1
,
河口 豊
1
,
岸 誠一
1
,
木島 暁
1
,
小松 正樹
1
,
鈴木 隆司
1
,
辻 吉隆
1
,
馬場 裕輔
1
,
広井 良典
1
1病院建築検討会
pp.1011-1015
発行日 1989年10月1日
Published Date 1989/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209698
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はじめに
病院の建築は,そこで展開される医療行為が最も効率的かつ効果的に発揮できるよう計画されなければならないことはいうまでもない.そのためには全体の面積,その面積の各部門への配分,人・もの・情報の動線計画,各部門の医療上の空間構成や空間のしつらえ方,設備,防災など計画上の課題は多い.さらに医学の発展や高度技術に支えられた医療の進歩および医療機器・材料の開発などにより,器としての病院建築は常に成長と変化を遂げる.いわば終わりのない建物といえよう.
これらの点については今までの建築関係者による研究成果を計画に取り入れた優れた病院が出現しつつある.本誌の「建築と設備」シリーズの欄を開いていただければ目につくであろう.
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