特集 病院オープン化に期待する
病院オープン化の現状—医師会のかかわり
奥芝 年雄
1,2
,
安達 英明
3,4
,
山田 豊
5,6
,
空地 啓一
7,8
,
滝谷 泰博
7,9
,
姫野 英雄
10,11
,
津崎 邦英
12,13
Toshio OKUSHIBA
1,2
,
Hideaki ADACHI
3,4
,
Yutaka YAMADA
5,6
,
Keiichi SORACHI
7,8
,
Yasuhiro TAKITANI
7,9
,
Hideo HIMENO
10,11
,
Kunihide TSUSAKI
12,13
1北海道小樽市医師会
2奥芝外科医院
3北海道小樽市医師会・オープン病棟部
4安達内科医院
5東京都板橋区医師会
6山田医院
7兵庫県姫路市医師会
8空地内科院
9滝谷内科医院
10山口県徳山医師会
11徳山医師会病院
12鹿児島県肝属郡医師会
13津崎医院
pp.289-294
発行日 1987年4月1日
Published Date 1987/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209035
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北海道小樽市医師会
昭和44年1月,市立小樽病院にオープン病棟が開設されて,すでに満18年が経過した.昭和48年に日本医師会の医師会病院に登録され,53年4月から開放型病院として厚生省の承認を受けており,全国的モデルの公設公営のオープン・システム病院の第1号となったのである.昭和58年10月には岐阜県多治見市の多治見市民病院で増改築後にオープン病棟が開設されているが,開放型病棟の様式(覚書,要綱,内規等)は,ほぼ市立小樽病院と同じである.
オープン病棟は,病院の第3期工事として昭和43年に増改築完成された新館の正面玄関の真上にあたる最上階の6階にあり,37床の一看護単位である.市立小樽病院は本院550床,市立小樽第二病院は350床,合計900床の総合病院で,オープン病棟はこのなかの一つの病棟として考えてよい.オープン病棟は特二類の看護体制のもと,すべて市立小樽病院の看護職員があたっており,看護管理は総婦長が統括することになっている.
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