ケーススタディ・人の管理
気分屋で自己中心的な婦長
pp.154-155
発行日 1984年2月1日
Published Date 1984/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208242
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〔事例〕
私たちの職場のA婦長は,勤続15年くらいで若くして婦長になった.いわばエリートコースに乗っている人と見られている.独身で,とても気分屋である.
病棟内外の何事についても知っていなければ気が済まない性格で何か決めることがあっても,自分が知らないと「私は聞いていませんでしたからあなたたちでどうぞ」と言い,それではやっても良いと思い,話し合いの末,決めて実行すれば,「どうして実行する前に言わないの.私が若いからバカにしているのでしょう」と.言うことがその日により一転二転して,いったいどうしたら良いのかスタッフは迷ってしまう.スタッフに対する叱り方も問題で,相手の成長を願って言うのではなく,徹底的にやっつけてやろう式の言い方をされ,反省しようという気持ちなど持てなくなる.
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