民間病院を見る,聞く,語る・16
親子三代,福島で築いた準公的病院—福島県・財団法人大原綜合病院
大原 光雄
1
,
本間 義男
1
,
一条 勝夫
2
Mitsuo OHARA
1
,
Yoshio HOMMA
1
,
Katsuo ICHIJO
2
1大原綜合病院
2自治医科大学病院管理学
pp.52-56
発行日 1984年1月1日
Published Date 1984/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208216
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野兎を媒介とする感染症であり,「大原病」とも言われる野兎病の,我が国唯一の診療・研究施設として知られる大原綜合病院は,明治25年の医院開業をその端緒とする.その後,同35年には病院化,地域の医療に挺身すると.同時に,野兎病研究に業績をあげ,戦後は,逸早く総合病院化,看護学校開設などを行い,現在,分院を含み643床の地域中核病院に発展した.
しかし,輝かしい歴史を持つだけに,これからの医療費抑制時代に柔軟な対応ができるか,一抹の不安があるようだ.
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