グラフ
高度医療とユニークな直営工事—医療法人鉄蕉会亀田総合病院
pp.929-934
発行日 1983年11月1日
Published Date 1983/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208152
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仁右衛門島から清澄山を結ぶ海岸線が美しい弧を描く鴨川市は、人口3万余の外房総観光の中心地である.近隣に国公立の中核病院を持たない地域住民のニーズに応える形で成長を遂げてきた当病院は,数次にわたる医療施設の拡張を経て,昨年6月の新館完成によって,658床,24診療科,医師80名(含非常勤)・看護職228名・総職貝数585名という,純然たる私立病院としては稀有と言い得るほどの偉観を,首都から特急で2時間余を要するこの地に打ち建てた.
その医療・運営システムに見られる多くの特徴を要約すると,新館の手術センター,画像診断センターに集約される最先端を行く高度医療技術と設備,及びそれを支えるメインテナンス部門の直営工事によるユニークな運営とに絞ることができよう.国公立に優るとも劣らない診療機能に加えて,私立の持味であるフレキシビリティを十二分に活用していることが,当病院の最大の特色となっている.
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