小特集 医療施設間連携の試みと実践
救急及び新生児医療における連携—聖マリア病院と地域・病院・診療所
井手 義雄
1
Yoshio IDE
1
1医療法人雪の聖母会聖マリア病院
pp.124-126
発行日 1983年2月1日
Published Date 1983/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207944
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地域社会における救急患者,重症患者の発生に対して,消防署,地域医師会,病院,診療所などに協力するため,聖マリア病院は,昭和33年外科治療及び未熟児養育を開始するとともに救急車を整備し,昭和38年より救急医療を開始,昭和39年4月より救急医療スタッフの24時間待機体制をとり,同年12月福岡県救急告示病院としての指定を受けた.
昭和43年には病棟本館落成とともに救急医療センターを開設,交通事故などを含む一般救急患者の収療の強化を図った.また昭和47年にはショック及び薬物中毒などに伴う急性腎不全及び慢性腎不全患者収療のため人工腎臓センターを開設,昭和49年には,腎不全患者増加に伴い人工腎臓センターを増設,更に昭和53年には,新生児,小児,小児外科患者の増加に伴い新生児・小児救急医療センターを完成している.
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