特集 病院増改築の実例
病棟改修の苦い経験と省エネルギー対策の一つの試み—関東中央病院
樫田 良精
1
1公立学校共済組合関東中央病院
pp.123-126
発行日 1981年2月1日
Published Date 1981/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207378
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関東中央病院では昭和48年から主力病棟の窓枠及び配管・電気幹線などの建築設備の改修工事が開始され,この工事期間が2年余にわたったので,苦い経験をした.これに引続き冷暖房設備の整備工事,核医学検査棟の増築,消防法による防災設備の改修,電源設備の更新・増強の諸工事が今日まで行われ,更に昭和55年度末までには超音波検査棟の増築が終わる予定になっている.8年余の長期間各種の工事がこま切れに行われたのは,種々の情勢の急激な変化に対応したためでもあるが,年間の設備投資予算の制約に縛られたことのほうが大きい.
これらの諸工事には省エネルギーと大震災に対する防災をできる限り計ったので,一つの事例としてご参考に供したい.
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