研究と報告【投稿】
癌研病院の麻酔マンパワー
浅山 健
1
1癌研究会附属病院麻酔科
pp.908-909
発行日 1980年10月1日
Published Date 1980/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207282
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一般に麻酔の需要は2,3次医療に関与し,特に大都市で高度に専門分化した病院医療では欠かし得ない専門科目のひとつである.
ここで筆者の東京・癌研病院を例にとると,患者は広く北海道から沖縄方面に至る広い範囲より集まる上,血縁者の住いの関係で東南アジアなどの海外駐在員もここに集まる.したがって3次医療機関の中でも,更に特殊な医療需要が生まれ,これに対応する麻酔の供給には特殊な状況が生じている.1977年7月に増床工事が完成して1年半経ち,麻酔の需要増に一応対応できる目途がついたのを機会に,過去の実績を反省し,外国の麻酔マンパワーと比べた上で将来の展望を記してみる.
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