実務のポイント 医事
病棟事務の実際
佐々木 尚子
1
1<財>河野臨牀医学研究所付属第三北品川病院
pp.432-433
発行日 1980年5月1日
Published Date 1980/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207158
- 有料閲覧
- 文献概要
今日,医学の技術はめざましい進歩を遂げ,その結果,我々の平均寿命も70歳を越え,ひと昔前難病とされた疾病も完治をみるようになった.しかしながら,一日一日,著しく変動する社会において,新たな難病を抱え,また,昔ながらの難病に手をやいているのも事実である.このような社会背景の中で,医学(医療)に対して,社会のニード,患者のニードは変化し,増大している.更に,その内容も医学技術に対するものだけではなく,医療のあり方,つまりは,病院のあり方,病院職員のあり方にも及んでいる.
そして,その中には今日各人の意識の中で高まってきている福祉に対する要求(医療福祉)が含まれていることも確かである.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.