海外の医療・11
ソビエトの新しい州立病院—シベリア・ノボシビリスク州立病院
多賀須 幸男
1
1関東逓信病院消化器内科
pp.49-52
発行日 1980年1月1日
Published Date 1980/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207058
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ノボシビリスクは,航空路でいうと東京・モスクワ間のほぼ中間地点にある人口130万人のシベリア最大の都市で,日本全土の1/2以上の面積を占めるノボシビリスク州の州都でもある.ノボシビリスク市郊外には日本の筑波学園都市のようなアカデミー町があり,100余の各種研究所が集まって,シベリアにおける科学研究センターとなっている.
ここに紹介するノボシビリスク州立病院は広大なノボシビリスク州全体をカバーするため1978年にオープンした中央病院で,専用のヘリコプターや飛行機を持っているのは当然といえよう.ノボシビリスクにはこの病院とほぼ同規模の市立病院など,数か所に大きな病院がある由である.Sevryukov院長(写真2)の案内で見学したシベリアの最新の病院の様子を紹介してみたい.
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