実務のポイント 検査
検査室職員の人事管理
平沢 政人
1
1昭和大学医学部附属病院中央研究検査所
pp.600-601
発行日 1979年7月1日
Published Date 1979/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206915
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近代医療の発展は,診療の合理化と科学の導入のために,パラメディカルの分業と信頼を常に要求してきた.この目的を達成するために臨床検査の発達が著しく普及し,検査業務の増加は上昇の一途を示し,それに伴って検査室の規模がますます増大している.最近の医療機関では臨床検査の中央化システムが常識とされ,診療上はもちろん,病院経営上からも検査室の人事労務管理は無視することができない存在となっている.
したがって,ますます多様化した検査室機能を最高の状態に維持し,大量に提出される複雑な検査を正確で迅速に処理できるような人事,労務管理の方法を組織的に確立し実施するためには,職員の募集,採用方法,教育,勤務考課,健康及び安全,人事配置と配置転換など様々な面からの管理が重要であるので,その内容について簡単に述べる.
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