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病院の原価管理第2回—各部門を総合的にみる(下)
黒田 幸男
1
1済生会中央病院
pp.146-147
発行日 1979年2月1日
Published Date 1979/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206782
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大病院における原価と収益
図3は52年の原価計算に基づき,53年2月点数改定の影響率(本院の影響率は平均7.99%)を補正したもので,給与改定,物価上昇などの影響は除外した.原価が変動しないため損益分岐点は不動だが,利益は点数改定による増収分だけ増加し,43,413千円,12.7%の利益になることを示している.
本院の場合,原価計算による収支は,前号に述べたように漸次好転しているが,53年2月の改定にもかかわらず依然として赤字収支を余儀なくされている病院も数多い.図4のB病院はその一例である.
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