特集 医療チームとしての栄養部門
代表疾患にみる栄養指導の意義
胃の術後
小林 英
1
1国立がんセンター・栄養科
pp.906-907
発行日 1978年11月1日
Published Date 1978/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206697
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医療分野の細分化・高度化に伴い,専門的知識や技術が要求される今日,栄養指導の専門職としての役割もますます大きなものがある.栄養管理の立場から消化器外科の最大特質をあげると,内科疾患と異なって,食物摂取経路の臓器が一部切除され,創傷治癒で一番栄養の必要な時期に切除部位保護のため絶食,この間は静脈栄養補給という特殊性を課せられていることである.これらに対処する外科医療チームの一員として,患者の理解と協力を得るために栄養指導が果たす役割とその効果について,症例を通して述べてみたい.
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