特集 病院と経営主体
問い直される設立目的
事業所病院—関西電力病院10年の歩みと今後
杉本 雄三
1
1関西電力病院
pp.23-26
発行日 1978年1月1日
Published Date 1978/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206414
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当病院は,昭和28年12月,関西電力健康保険組合立として,100床の規模で発足した.昭和30年4月,会社直営に移管,同31年増床して160床となる.しかし医学の進歩に伴う時代の要請と,施設が手狭なため旧病院を廃し,昭和42年7月,近代的な装いのもとに,現在地(阪大病院の西隣)に350床の病院として新しく発足した.
関西電力株式会社は,従業員数23,200人で,供給区域の近畿一円に8支店,電源の立地条件から東海北陸に2支社事業所を置く.支店支社の各職場にそれぞれ健康管理室を持ち,産業医によって診療健康管理業務を行う.また電力供給業務を側面的に支える関係会社約23社を近畿一円に有し,その従業員数およそ15,000人である.
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