特集 勤務医
医師のライフサイクル
中野 進
1
1四条外科病院
pp.41-43
発行日 1977年3月1日
Published Date 1977/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206173
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近年,各地の医師会で"勤務医対策"という言葉がしきりに使われはじめた.福岡市医師会では「きんむ医」と題する独自の部会誌を発行しているし,京都府医師会でも「勤務医の意見と要望について」というアンケートを実施し,開業医師と勤務医師との意見交流を試みている.
医師会という組織は,そのタテマエはともあれ,実態は開業医師の集団である.その医師会がなぜ勤務医問題にまで目を向けなければならないのか?まず考えられることは,医療構造・医療技術の変化にともない病院・勤務医師との連携(病院と診療所の協力といってもよい)なくして,十分な治療がなしえなくなっていることが指摘されよう.
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