請求事務適正化のためのポイント・1
適正化方策の基本問題
黒田 幸男
1
1済生会中央病院事務
pp.70-72
発行日 1974年7月1日
Published Date 1974/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205399
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はじめに
診療報酬請求事務は事務部門だけの仕事ではなく,病院全体でする仕事である.正しい診療報酬を適正に得るためには,診療を実際に担当する立場にある医師・看護婦をはじめとする各パラメディカル部門の職員が,それぞれの分担する役割にしたがった事務処理を適切に行なうことが,そのあとで行なわれる医事部門における請求事務を正確に行なうために欠かすことのできないたいせつな要件であるからである.
また,診療報酬は,病院の全職員の働きの成果が集約されるものであり,あすの医療のくり返しが,それによって確保されることになる.その意味においては,病院のすべての職員が診療報酬請求事務に対する理解を十分にもつと同時に,それに関する1人ひとりの仕事の分担を明らかにする必要がある.
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