第23回日本病院学会演題選
医薬品副作用情報の処理
高杉 益充
1
,
嶋川 治巳
2
1大阪大学病院薬剤部情報室
2新千里病院薬局
pp.34-36
発行日 1973年12月20日
Published Date 1973/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205210
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医薬品が本質的に人体にとって異物である以上,なんらかの副作用の発生が予想されるが,副作用を考慮する上で重要なことは,その発生頻度と症状の程度との関連,さらには薬効とのバランスである.
副作用を知らなければ重大な事故を生ずる危険性がある反面,逆に副作用を極度に恐れるあまり,的確な薬物療法が妨げられる場合が考えられる.このような危険を防ぐためには副作用に関する情報をできるだけ多く収集し,解析し,その対策を講ずる必要がある.
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