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第12回全国自治体病院学会,盛岡市で開催
pp.96
発行日 1973年10月1日
Published Date 1973/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205144
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まだ残暑のきびしい8月23,24日,第12回全国自治体病院学会が盛岡市で開かれた(会長:阿部辰夫・岩手県立大船渡病院長).会場の岩手県民会館大ホールで行なわれた開会式では,会長の開会のことばにつづいて,諸橋芳夫全国自治体協議会長のあいさつ,受け入れ側の岩手県知事・盛岡市長,および県医師会長の祝辞が述べられた.特別講演として‘医療従事者のモラル’(篠田糺・岩手医大学長)と‘平泉文化と岩手’(今東光・中尊寺貫主)が終わったあとは郷芸能‘鬼剣舞’.そして23日の午後から各部会の一般演題とシンポジウムに移っていった.
ますます複雑多岐にわたってきた医療行政の中で,地域住民のニードも増大する一方であるが,これに対する自治体病院の使命と役割は大きい.‘近代医療における看護体制を考える’,‘自治体病院の未来像’などのシンポジウムはその意味で,あらためて自治体病院のありかたが,包括医療・高度医療・地域医療システムなどの点から見直されるべき時期に来たことを物語っていた.
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