特集 火災対策
避難対策
心身障害児施設の避難対策
高橋 孝文
1
1宮城県整肢拓桃園
pp.61-63
発行日 1973年10月1日
Published Date 1973/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205130
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ここ数年来,肢体不自由児施設の全国的なすう勢として,重度肢体不自由児,とりわけ重度かつ年少の脳性マヒ児の入園が急激に増加しており,その中には治療プログラムがまだ低位段階にあるために,寝たままのものや,動作能力としては這う,立つ,歩くことが可能であっても実用性に欠けていたり,車椅子の乗り降りが自力でできないなど,日常生活動作(ADL)上の体移動に常時介助を必要とする患児が数多くいる.
加えて手術後の就床や,ペルテス病や脱臼性股関節症などで持続牽引療法を行なっているため,長期間就床している患児も少なくない.
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