病院建築・33
西ドイツの病院—その特性と最近の作品
池田 有隣
1
1京都工芸繊維大学
pp.85-89
発行日 1971年9月1日
Published Date 1971/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204434
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
ドイツの病院建築の最近の特徴を書く,というのが与えられたテーマであるが,スペースが限られているので,話がどうしても部分的断片的にならざるをえない.ご勘弁いただきたい.
さて,私が文部省在外研究員としてヨーロッパへ出張したのは,昭和43年から44年にかけてであった.最初,ベルリン工科大学の病院建築研究所で研究生活を送った後,ミュンヘン,ヴィーンの各工科大学やロンドンのIHF事務局,更に各地の病院建築家と連絡をもちながら,西ドイツを中心にヨーロッパ各地の病院建築の調査を行なった.その間,実際に訪問した病院は,西ドイツ33施設,その他の国を合わせて合計52施設である.
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.