霞ガ関だより
小児医療対策について—小児医療センターを中心として
KN
pp.114-115
発行日 1971年5月1日
Published Date 1971/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204329
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はじめに
最近わが国の母子保健の水準は,乳児死亡率の急速な低下をはじめ,かなり改善を示しているが,新生児死亡率,周産期死亡率,妊産婦死亡率などについてみると,まだ欧米諸国に比べ相当高率となっており,今後更に努力する必要がある.
わが国の将来の人口の推移を考えると,人口の老齢化が予測され,小児が全人口の中に占める割合が低下することとなり,個々の小児の健康を確保することが,きわめて重要になってくる.
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