病院と統計
おもな傷病と受療率
前田 行雄
1
1厚生省統計調査部
pp.68-69
発行日 1970年7月1日
Published Date 1970/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204018
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5月号で紹介したように,患者調査によると昭和43年7月17に全国の病院・診療所に在院していた患者および当日の外来患者は,あわせて674万人であって,これを傷病の種類別にみると,最も多いのは消化器系の疾患の164万人で,以下,呼吸器系の疾患,神経系および感覚器の疾患,循環器系の疾患,伝染病および寄生虫病の順となっている.また,人口10万人に対しての受療率を年齢階級別にみると,1歳未満は9146と高いが,年齢が増すにしたがって減少し,10-14歳では3702と最低の受療率を示している.以後は,年齢の増加に伴って増加し,70-74歳では1万0467と最高の受療率を示している.今回は,おもな傷病についての受療率を年齢階級別に観察してみよう.
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