病院経営戦前戦後・1
健康保険（1）
山元 昌之
1
1病院コンサルタント
pp.72
発行日 1970年1月1日
Published Date 1970/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203856
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戦後まもなく転任して病院の現場から離れ，10年たって，またもとの病院の現場へ帰ってきた．
留守の間に起きた事務関係の大きな変化は，保険掛という大掛ができていたことだ．昭和2年に健康保険が給付を開始した当時は，被保険者が，工場法・鉱業法の適用を受ける工場や事業場の工場労働者に限定されていた．職員は，のちに昭和14年に制定された職員健康保険法の適用を受けるようになる．もっとも昭和17年には，この職員健康保険法は健康保険法に統合される．
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