病院図書館
—編集 日本病院協会事務管理部会医事研究会—「医事業務」
森 直一
1
1武蔵野赤十字病院事務部
pp.92
発行日 1969年7月1日
Published Date 1969/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203694
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医事業務の本質を指摘
日本病院協会の医事研究会が,その研究成果をまとめて,"医事業務"の改訂第2集が刊行された.医事研究会は,昭和38年に都内10病院の医事課長が,保険請求事務の合理化はいかにあるべきかという問題について,病院相互の情報を交換するために,隔月ごとに同志的な会合をもって,活発な研究活動を始めたことに端を発し,昭和39年第7回から,日本病院協会の翼下にはいったのである.
今回の研究成果には,これまでの研究を基調として,さらに医事業務の能率化・合理化のため,よりよい人間関係はいかにすべきかなど,医事課という組織をふんまえて,医事課が病院の中にあるべき方向に,かなりウエイトをおいているようにうかがえる。そのため,①医事課職員の教育訓練,②窓口業務とこれに関連する入院・外来のシステムのありかた,③医事課業務と医師および看護婦との連携,④医事課職員のモラール向上のための具体的対策,⑤保険請求事務の再検討,といった5本の大きな柱にまとめられている.
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