特集 安全対策
夜間病院火災時の患者避難対策
大倉 正二郎
1
1東京社会保険蒲田総合病院
pp.35-39
発行日 1964年11月1日
Published Date 1964/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202453
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最近病院火災が頻発している。地震や風水害と異なり,火災は天災でないだけに,よけいにみじめであり,いたましい。
ホテルやアパートの火災では,人間は独力で移動し避難してくれるが,重病人を抱えている病院の場合には,相当部分の患者を何らかの方法で,介助して退避させなければならない。これは病院がおわされた宿命であって,病院管理者は頭が痛むのである。
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