病院管理講座 理論編・11
病院の組織(Ⅷ)—施設的業務
吉田 幸雄
1
1病院管理研究所
pp.77-81
発行日 1963年11月1日
Published Date 1963/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202241
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前号までは,診療と看護という病院本来の医療業務または対患者業務Services for patient careの組織について述べてきたが,これらの業務を包括して1つの経営体または施設としての有機的な自律的活動体としての病院がその機能を発揮するためには,もちろん最高管理組織および最高経営組織の存在が必要であることは論を俟たないが,対患者組織に共通な業務であって,しかもそれを一括して機能化,中央化し,専門化することが,組織全体を有機的に強化する結果となる業務が存在する。この業務群を総括して施設的業務Institu-tional servicesと名づけることにする。一般に病院の事務部門で扱っている業務である。
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